成人式ママ振袖のアレンジやクリーニング方法など徹底解説!
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「自分の着物を娘に着せたいんだけど、サイズとか柄の流行りは大丈夫なの?このまま着せていいのかわからない…」
「代々女の子が着ている振袖を娘にも着せたい。イマドキっぽく着てもらえたらもっと嬉しいなぁ…」
「祖母が用意していくれた着物だから、何を準備したらいいのかわからない…誰に相談しよう…??」
と、悩んでいるお母さんはいらっしゃいませんか?
今は成人式で着る振袖と言ったらレンタルが主流ですよね。
もちろん購入する方もいらっしゃいますが購入後、自宅での管理が大変だったり、高価な着物だけど使用する機会が少ないため、レンタルが圧倒的人気です。
しかし、自宅に振袖を持っているご家庭は少なくないのでは???
昔は着物を仕立てるのが一般的な考えだったので、むしろレンタルという考えは少なかったのです。
ですが、結婚すると着れなくなる振袖。自宅のタンスで眠っている方も多いはず!!
着物を着る機会がどんどん減ってきている現代で娘さんに着てもらわないなんて残念です…!!
成人式で使わないと次はいつタンスからだす機会があるのでしょうか・・・
いくら価値の高い着物でも使わないと宝の持ち腐れです。タンスにしまったままだと汚れが広がっていく可能性も…
いま、レンタルするお客様が多い中、ママ振の人気が上昇しています。
お母さん世代の振袖は古典柄のデザインが多く、おめでたい柄の振袖が多いので、時代関係なく可愛いく着て頂くことが出来ます!
一式全てをお母さんと同じコーディネイトで着るのも良し、小物は現代柄で合わせるのも良し、自由にコーディネイトを楽しむことが出来ます。
また、着物は洋服と違って多少体型が違う人でも着付けることができます。
事前にサイズの確認は必要ですが、洋服ほどサイズの心配はいらないのです。
また、現代では化繊素材も増えていますがママ振は正絹素材ばかりで生地が良い事が多いです。
そんな高級な振袖で人とかぶらない柄の振袖を着れるなんてメリットずくしですよね☆
しかし、いざ娘に着せるとなるとずっとタンスで眠っていた振袖なので汚れているかもしれない、、、柄、色の流行りは問題ないのか、サイズが合わなかったらどうしよう‥‥
など、次々と不安要素が……
成人式間近でこうなると大変!
クリーニングが間に合わなった、小物のレンタルが間に合わなかった、などそういった失敗を起こさないように余裕を持って確認しましょう!
今回はママ振について徹底解説します☆
もくじ
ママ振りのメリット
品質の良い着物が多い
現在のママ世代はバブル時代の成人式。
そのため振袖も高級なものが多いです。
着物の中では正絹生地が品質の良い証。
手触りが良く美しい光沢感があります。
また身体にも馴染みやすいのでラインが綺麗に出ますし、着付けがしやすのがポイント。
ママ振ではそういった正絹生地の振袖の可能性が高いです。
低コストで抑えられる
購入・レンタルをしなくて済むのでその分を前撮りや後撮りなど撮影に回すことができます。
また、小物を新しく用意しても一式用意するよりはるかに低コストで抑えられます。
人とかぶりにくい
現代柄でないからこそ、人と被りにくくオリジナルのコーディネイトができます。
最近は大きな柄のデザインが流行っている中、ママ振はスッキリとしたデザインの物が多いので、友達の輪にいてもかぶりにくいです。
古典柄×現代柄をうまく組み合わる事もできます。
ママ振りのデメリット
汚れ、しわの手入れが必要な場合がる
自宅で管理しているため、キレイな状態で保管するにはお手入れが必要です。
前回使用した際にしっかりとお手入れをしてタンスにしまっていた場合でもカビが発生している可能性も…
また、ずっと放置されていた畳み方でしわがつくため、頑固なしわがとれなかったり…
そういった場合はクリーニング屋さんでキレイにしてもらう必要があります。
自分にあった寸法ではない可能性がある
お母さん、もしくはおばあちゃんの寸法で仕立てているため、ピッタリのサイズではありません。
しかしお直し可能な着物もあるため、お直しする際はお直し代が発生します。
また、お直し不可な場合は使用できないため一式用意する必要があります。
現代的な柄ではないため好きじゃない人もいる
新しい着物が着たい!現代柄が着たい!という方にはお勧めしません。
ママ振りを使う場合の事前準備
ママ振を検討するうえで大切なのはまずは娘さんの意思!
お母さんが着た振袖を娘さんが着てくれるのは誰もが嬉しいはず。
しかし、着るのは娘さんなので本人の意思を確認してから準備を進めていきましょう。
また、ママ振を用意するためには確認することは4つ。
1.必要なアイテムが一式揃っているのか
2.使いたいアイテムが汚れていたり、壊れていないか、クリーニングやお直しが必要かどうか
3.振袖の寸法は問題ないか。サイズ直しが可能な場合は直すかそのまま使用するのか
4.足りないアイテムは購入するのかレンタルするのか
まずはこの4つのポイントを確認しましょう。
振袖を着る際に必要なものはこちら↓↓↓
振袖・長襦袢・帯・帯締め・帯揚げ・重ね衿・半衿・草履・バッグ・ショール
肌着・腰紐5本・伊達締め2本・帯枕・帯板2本・衿芯・コーリンベルト2本・3重紐・足袋
着物や腰紐などはもちろん、草履バッグやショールも忘れずに確認しましょう!
特に草履は長年使用していないと劣化している場合があり、成人式当日破損する場合もあります。
ご注意ください!
ショールも汚れが付いていたり、毛が抜けたりしないかなど、確認が必要です。
クリーニングやお直しはどこに相談したらいいの?
長い間放置されていた汚れを自宅で落とすことは難しいので、クリーニング屋さんで見てもらう事をおすすめします。
クリーニング屋へ出しても落とせない場合もあるため、相談してみましょう。
サイズのお直しは呉服屋さんへ相談しましょう。
クリーニングやお直しは時間がかかる場合があります。余裕をもって見てもらいましょう。
小物チェンジでママ振りを楽しもう!
パターン①全身ママ振り
オールママ振袖は着物に合ったアイテムを揃えているので、組み合わせは間違いなし。
ちょっと物足りないなと感じる方は、前撮りと成人式当日で小物を変えるのもおすすめです!
パターン②小物チェンジ(可愛いver)
チェンジ→帯・帯締め・帯揚げ・重ね衿・半衿
明るい白地の帯を合わせ、顔周りも白地の半衿とピンクの花刺繍で明るく可愛い雰囲気に☆
パターン②小物チェンジ(大人ver)
チェンジ→帯・帯締め・帯揚げ・重ね衿・半衿
衿元はスッキリとしたデザインを選び、帯は金×黒で大人っぽく豪華な組み合わせ☆
小物アレンジ、いかがでしょうか?
これから成人式を迎えるみなさま、ぜひ自宅に振袖がないかご確認ください!
着物の事、レンタルの事、なにもわからないという方!
ぜひ自宅にあるものを持って、お店にご来店ください。
一緒にアイテムの確認、レンタルで必要なもののコーディネイトのお手伝いをさせていただきます。
使用後のお手入れはお早めに!
無事、成人式で着物を着ることができて一安心。
といいたい所ですが着物のお手入れはすぐ行いましょう!
そのまま放置しておくのはNGです!
お手入れのポイント
1.日陰で汗や湿気を取り除く
2.衿や袖口などに汚れがないか念入りにチェック
汚れがあった場合は強くこすらずにぽんぽんと軽く叩きます。
その際市販の染み抜き剤など使うと取れやすいのですが、着物は繊細なのであまり自分で取ろうとは思わず、クリーニングに頼りましょう。
3.しわや型崩れに注意して畳む
キレイに畳んで保管をしておけば次、使用したい時綺麗な状態で使用することができます。
保管する際は防虫剤を使用するのもおすすめ。
引用元:お手入れ方法はコチラ
まとめ
自宅で眠っている着物、どんな状態なのかぜひ見てあげてください!
管理は大変ですが、大切に管理して頂けると嬉しいです☆
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